登場人物
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山尾 信治 |
32歳。色版画工(石版画工)。両親と妻良子、子供が三人駿河台下で色版画工を自営。教育招集を受け、本招集となる。 |
山尾 良子 |
山尾信治の妻。信治の依頼で信治に赤紙を出した人物を探る。愛想が良く話術はうまい方だった。 |
安川 哲次 |
古兵。山尾信治を狙うように私的制裁を繰り返す。仮病で弱兵整理を受け除隊になる。戦後はヤミ屋。山尾と再会し行動する。 |
河島 佐一郎 |
兵事係長。山尾信治に教育招集の青紙?をだす。山尾に「ハンドウ」を回した張本人とされる。 |
細川 |
釜山の市役所の吏員をしていた。山尾から徴兵の仕組みを聞かれる。細川もハンドウを回された一人である。 |
山崎 英夫 |
山尾の戦友でもある。元銀行員。要領よく立ち回るが、結局朝鮮に渡ることになる。 |
捜査課長 |
魚屋(魚屋の親爺という感じ)。自殺と見せかけた他殺の首つりを解明する。 |