文庫本の表紙カバーに見る 清張紹介

講談社文庫
講談社

 

1909年、福岡県に生まれる。朝日新聞西武本社広告部をへて1952年に発表した『或る「小倉日記」伝』で第28回芥川賞を受賞。
1956年頃から推理小説を書き始める。1967年、「昭和史発掘」など幅広い活動により第1回吉川英治賞を受賞。1970年に第18回菊池寛賞を受賞。現代社会をえぐる鋭い視点と古代史に始まる深い歴史的洞察で幅広い読者を得、日本を代表する作家でもあった。1992年8月、逝去。生前ゆかりの小倉城内に建てられた北九州市立松本清張記念館は、書斎や住居の一部を再現、遺族から寄贈された膨大な蔵書も合わせて意欲的な展覧会企画もあり、十分見応えのある個人資料館である。年末を除いて無休。

●奥羽の二人(講談社文庫)より(2002年12月16日第23刷)
●取り上げられた代表作
「或る『小倉日記』伝」【昭和史発掘】