松本清張_講演:小説家は人に好かれるべからず
                   (今こそ聞くべき名講演 「人生」を知りたくば「菊池寛」を読みたまえ)

題名 講演:小説家は人に好かれるべからず
読み コウエン:ショウセツカハヒトニスカレルベカラズ
原題/改題/副題/備考  
本の題名 みうらじゅんの松本清張ファンブック 清張地獄八景 【関連本No142】
出版社 文藝春秋(文春ムック)
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 2019/07/17●初版
価格 1000+税80
発表雑誌/発表場所 文藝春秋/2011年8月号掲載
作品発表 年月日 1987年10月31日 高松市・四国新聞ホール
コードNo 19871031-00000000
書き出し 講演で一番最後に出るのは、最初や二番目に出るのより三倍も辛いということを、菊池寛さんが書いておられます。その辛い、一番最後に回ることになりました。
菊池寛.....まあ本当は、大先輩でございますから、菊池寛先生と言わなければなりません。けれどもグレートネームになりますと、尊称はいっさい取ります。
山県有朋公爵だって、山県有朋だけでいいんです。そういうわけで、菊池寛と呼び捨てにしたほうが、偉大な人物になるわけであります。菊池寛の文学というのは、その作られていく過程に、二つの要素があると思います。一つは、家庭が貧しかったこと。そのために学校へ行くのに、絶えず金の苦労をしなければならなかった
作品分類 講演
検索キーワード