題名 |
まえがき 日本推理小説協会編 最新ミステリー選集一 二冊の同じ本 〈愛憎編〉 |
読み |
マエガキ ニホンスイリショウセツキョウカイヘン サイシンミステリーセンシュウ1 ニサツノオナジホン |
原題/改題/副題/備考 |
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本の題名 |
日本推理小説協会編 最新ミステリー選集一 二冊の同じ本 〈愛憎編〉■【蔵書No0020】 |
出版社 |
(株)光文社 |
本のサイズ |
新書(KAPPANOVELS) |
初版&購入版.年月日 |
1971/07/30●34版1977/09/30 |
価格 |
600 |
発表雑誌/発表場所 |
日本推理小説協会編 最新ミステリー選集一 二冊の同じ本 〈愛憎編〉 |
作品発表 年月日 |
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コードNo |
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書き出し |
推理小説の材題が、あらゆる分野のものを吸収し得るために、逆に推理小説としての内容がそれらの分野の中に拡散していったかのような現象が一時期つづいた。それを見て推理小説の崩壊とか衰退とか言う気早な人たちもあった。だが、その現象はそれぞれの作家が多才のためであり、また一方ではマスコミからの要望のためでもあった。推理小説作家としての才能が枯渇しているどころか、ますます健在であることを、私を除いて、この選集が証明していると思う。だが、右の一時期の情況は推理小説の本道を守るものには歓迎すべきことではなかったのもたしかである。個々の作家の体質はともかくとして、推理小説と普通の小説とのボーダーラインが曖昧になるのはやはり反省を要しよう。 |
作品分類 |
まえがき |
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