松本清張_旅のこと〈@〉−−エッセイ 清張断章@

題名 旅のこと〈@〉 清張断章@
読み タビノコト〈@〉
原題/改題/副題/備考
本の題名 週刊 松本清張 8 『霧の旗』 (旅 1961/11を再録)旅のこと〈@〉 【051】
出版社 (株)デアゴスティーニ
本のサイズ 雑誌(A4ファイル)
初版&購入版.年月日 2009/11/16●初版
価格 552円+税(28円)
発表雑誌/発表場所 『新氣流』 1961/11月発行
作品発表 年月日 1961年11月
コードNo 19611100-00000000
書き出し 私が最初に旅の文章に魅かれたのは、田山花袋であった。そのころは、小学校の六年生ぐらいで、町の本屋さんの本棚の前にねばって、。花袋の本を見つけては立ち読みしたものだ。いまでも、その活字と写真の位置の一ページをおぼえているくらいだ。
私は毎日その本屋に通い、かなり厚い単行本を読破した。尤も、すぐに店員に追い立てられるから、新聞の続き物みたいに翌日分を愉しみにしながら、本棚に返した。その本の位置もちゃんと決まっていて少しも変わらなかった。二十日間ぐらい通ったように記憶している。思えば、その本はあまり売れなかったようである。
作品分類 エッセイ 
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