松本清張_松川裁判の「愉しみ」 追悼:広津和郎

題名 松川裁判の「愉しみ」 (追悼:広津和郎)
読み マツカワサイバンノ「タノシミ」 ツイトウ:ヒロツカズオ
原題/改題/副題/備考  
本の題名 追悼の文学史【蔵書No238】
出版社 講談社文芸文庫
本のサイズ 文庫本
初版&購入版.年月日 2013/05/10●初版
価格 1500円+税(75円)/古本:1000円+送料257円
発表雑誌/発表場所 『文藝7(8)1968/11』
作品発表 年月日 1968年11月
コードNo 19681100-00000000
書き出し 広津和郎氏にはじめて遇ったのは仙台の旅館で、昭和三十六年八月七日の夕方だったと思う。
どうして日時をはっきりおぼえているかというと、松川裁判の差戻し審の判決日が八月八日だったことを広津氏の「松川事件と裁判」の年表で確かめたからである。私は判決の傍聴のために前日午後の列車で仙台に行き、割当てられた旅館に入って、広津氏の旅館に向かったのだった。
二度目の仙台高裁は松川裁判のヤマ場で、東京からも多くの文化人が仙台に行き、私は初めて見る人たちに行き遇った。報道陣も多数詰めかけ、今から思出しても前夜は異常な昂奮に包まれていた。
作品分類 追悼 
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