松本清張_鴉

題名
読み カラス
原題/改題/副題/備考  
本の題名 松本清張全集 38 皿倉学説・短編4【蔵書No0137】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通) 
初版&購入版.年月日 1974/07/05●初版
価格 880
発表雑誌/発表場所 「週間読売」
作品発表 年月日 1962年(昭和37年)1月7日号
コードNo 19620107-00000000
書き出し 都下北多摩郡××町次郎新田の新道路建設計画は、同地××番地の浜島庄作さんの地所が価格の点で折りあいがつかず、目下難航している。浜島庄作さん話 道路公団の持ってきた価格は大へん安い。現在の地価から見てあまりに少なすぎる。いくら道路の建設でも、こんなバカげた値段では承伏できない。どうしても道路を通すなら、ここを避けてでもつくれるはずだ。道路公団の話 公団としては最高の値段を出したつもりだ。浜島さんのいう値は現実離れがしている。あの土地を避けてもいいが、浜島さんの所だけが残り、あとは承諾を得ているのだから、今さら計画を変更するわけにはいかない。浜島さんがどうしても承諾しないときは土地収用法の適用も考えている。(××新聞三多摩版)                  浜島庄作は、現在の火星電気株式会社に勤めて十二年になる。
作品分類 小説(短編) 19P×1000=19000
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