松本清張_美の虚像(改名)

(原題=美の虚象)

題名 美の虚像
読み ビノキョゾウ
原題/改題/副題/備考 (原題=美の虚象)
本の題名 憎悪の依頼【蔵書No0068】
出版社 (株)新潮社
本のサイズ 文庫(新潮文庫)
初版&購入版.年月日 1982/09/25●初版
価格 320
発表雑誌/発表場所 「小説新潮」
作品発表 年月日 1966年(昭和41年)3月号
コードNo 19660300-00000000
書き出し 石浜庫三氏の事業が思わしくなくなったことは、かなり前から新聞などにも出ていた。石浜氏の先代は大正期の実業家で一代で綿紡王国を築いたのだが、その事業を受継いだ庫三氏もいわゆる親の七光りでない実力を発揮して企業を伸ばしてきた。ある意味ではその堅実な経営的手腕は先代を凌駕しているとさえ云われた。この庫三氏は、西洋美術のコレクターとしても広く知られている。若いときから多少芸術的な趣味のある氏は、そうした西洋の古い絵をぼつぼつ集めていたが、自分の代になると、その財力に任せて名画を買い集めてきた。石浜コレクションといえば、海外にもかなり聞こえている。
作品分類 小説(短編) 22P×680=14960
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