問 |
問題 |
問 1 |
●松本清張が朝日新聞九州支社広告部嘱託となったのは何歳の時か?
1.28歳
2.29歳
3.30歳
4.31歳
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問 2 |
●松本清張が、板櫃(イタビツ)尋常高等小学校高等科卒業を卒業し、給仕になった会社の名前の
正しい記述はどれか。
1.北川電気企業社
2.北川電気工業社
3.北九州電気企業社
4.北九州電気社
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問 3 |
●松本清張の、小説「西郷札」が文学賞の候補作になったのはどの賞か?
1.第25回直木賞
2.第26回直木賞
3.第27回芥川賞
4.第28回芥川賞
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問 4 |
●松本清張は国鉄、日本交通社、全日本観光連盟共催の全国観光ポスター公募に応じ、作品
が推薦賞(特選1名に次ぐもの)を受けた。作品の名前は何か?
1.「高千穂へ」
2.「熊本へ」
3.「佐賀へ」
4.「天草へ」
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問 5 |
●松本清張が小倉から家族を呼び寄せ8人家族で住み始めたのは東京のどこか?
1.練馬区関町
2.杉並区荻窪
3.練馬区上石神井
4.杉並区阿佐谷
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問 6 |
●松本清張と三島由紀夫との確執が伝えられるが、その原因となった事件とは何か?
1.三島由紀夫や中島河太郎と共に、「江戸川乱歩全集」(講談社・全15巻・1969〜70年)の
編集委員を務めている時に対立した。
2.中央公論社が文学全集を刊行する際、松本清張を編集委員にすることに
三島由紀夫が反対した。
3.三島由紀夫の自衛隊に対する見解に、松本清張が批判的談話文藝春秋誌へ発表した。
4.中央公論社が文学全集を刊行する際、松本清張の作品を全集に集録することに
三島由紀夫が、反対したと伝えられている。
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問 7 |
●松本清張の小説「時間の習俗」に出てくる相模湖畔のホテルの名前は、次の記述のうちどれか。
1.蒼潭亭ホテル
2.碧潭亭ホテル
3.湖潭亭ホテル
4.相潭亭ホテル
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問 8 |
●松本清張の小説の単行本カバーの紹介文である。「人間水域」の紹介文はどれか?
1.死をもっても守るねばならぬ秘密、文名高き女流作家の命を賭けた秘密とは何か?
箱根山中に謎の 死を遂げた作家くずれの情報屋−−−彼をめぐる、金と恨みと嫉妬と・・・・・・
人間の心に巣くう妄執の醜さ恐ろしさ。思わぬ事件の渦中に巻き込まれた若いジャーナリストが、
深い謎のベールを一つ一つ解きほぐしてゆく・・・・・・真犯人は果たして誰?著者ならではのサスペンス
とプロットの妙を百%発揮した、長編推理小説のダイゴ味!
2.若くて野心的なカメラマン田代利介が、飛行機の中で、富士山を撮りたいと思い立った−−−
これが、彼が事件の渦中に巻き込まれる運命の発端となった。さらに、独身でカメラを恋人としていた
彼が、いつか夢のような恋を人に秘めねばならなくなったのも、その時の出来事が原因であった。
銀座裏のバーのマダムの失踪−−−それは、情事の果てでも経営の失敗からでもない−−−
もっと大きな、恐ろしい謎に包まれている。
3.遠沢加須子は、中部光学という夫の遺したレンズ製造会社を長野県の諏訪で経営している。
親会社の倒産に苦しんでいる時、手をさしのべて来たのは、諏訪の大会社ハイランド光学だった。
親会社の横暴に泣く下請け会社の悲哀と、加須子にのびる欲望の影、そして加須子の若い妹の
情熱が一つの悲劇を呼ぶ・・・・・・諏訪湖に沈む謎を探る。
4.暗闇から飛び出してきた男が、いきなり硫酸をあびせかけた。
夜鳥のような悲鳴をあげてうずくまるふみ子・・・・・・。前衛水墨画の旗手として、一躍マスコミに
クローズアップされた彼女はライバルの滝村可ず子を蹴落とすため、その美貌と肉体を駆使して
画壇の権力者を籠絡し、着々とその名声を高めて行く。しかしその果てに彼女が得たものは何か?
格調高い芸術の世界を舞台に、そこに渦巻く愛欲と陰謀を見事に浮き彫りにした松本清張の問題作!
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問 9 |
●松本清張の小説で、「蒼」と言う題が付く小説がある。以下の作品で、
正しい記述はどれか。
1.「蒼い描点」
2.「蒼の終焉」
3.「蒼のある断層」
4.「蒼い喪服」
※6月1日訂正 |
問 10 |
●松本清張の小説、「霧の旗」は過去何度も映画化、テレビ化されているが、主人公の
ヒロイン「柳田桐子」を演じたことのない女優は誰か。
1.倍賞
千恵子
2.山口
百恵
3.大竹
しのぶ
4.松坂
慶子
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問 11 |
●松本清張の小説で似通った題名がある。以下の記述で間違っている記述はどれか?
1.「鉢植えを買う女」と「地方紙を買う女」
2.「熱い空気」と「熱い絹」
3.「風の視線」と「風の足跡」
4.「式場の微笑」と「微笑の儀式」
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問 12 |
●松本清張の小説、「薄化粧の男」をキーワードとして書き出すとすれば、次の記述のうち、
正しい記述はどれか。
1.愛人・共謀・牛乳配達・練馬区高松町・椎名町・ゲイボーイ・ルノー・吝嗇・本妻・妾
2.浮気・総務部長・ヒモ・私立探偵・バー・内縁の夫・調査報告書・洗面道具
3.甲信新聞・作家・野盗伝奇・連載小説・新聞購読・新大臣・帰郷演説・ピクニック・遺書・心中
4.目黒・強盗殺人・刑事・小郡・S市・吝嗇・肥前屋・編物器械・温泉地・後妻・昔の女
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問 13 |
●松本清張の小説に、「黒の様式」として書かれたシリーズ物がある。
以下の記述でその題名が間違っている物はどれか?
1.「内海の輪」
2.「犯罪広告」
3.「二つの道」
4.「弱気の虫」
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問 14 |
●松本清張の時代小説、「無宿人別帳」の書き出しの文章である。「無宿人別帳」はシリーズ物として
書かれているが、次の記述のうち、「俺は知らない」の
正しい記述はどれか。
1.入牢の新入りは、たいてい日の暮れ方であった。牢屋同心が、誰々と生国と年齢をよみ上げて中鞘の
潜り口から抛り込む。牢名主が、へい、有難うございます、と声をかけて受けるが、薄暗い中では顔つ
きもさだかにわからない。改めて見るのは夜が明けてからであった。
二番役をしている能州無宿の喜蔵が、銀次という新入りの男の顔を知ったのは、そういう見知りかた
であった。
2.昨日、尾張無宿の宗七が人足小屋で病死した。宗七は身体があまり頑丈でなかった。
何十尺という地底での息つくひまもない水替労働の過重に耐え切れなかったのである。
宗七は蒼い顔をして三日ばかり寝込んだ。それを叩き起こして坑内に追い込んだのは、鉱山の地役人
である。「やい、仮病を云うな、怠けると痛い目を見せるぞ」決して仮病で怠けているのでもない。
3.信州奈良井生れの銀助は懐に金が一文も無かった。このところ負けてばかりいる。
最後の金は賭場で知り合いになった弥平次という男に借りたのだった。二,三日前である。
銀助は下谷の瑞雲寺の賭場で裸になり、夜徹しの勝負と、惨めな結果に、早い朝の往来をぼんやり
歩いていると、これも夜を明かしての帰りらしい弥平次にばったりと出遇った。
「銀助じゃねえか」と弥平次の方から声をかけた。「
4.正徳五年の晦日の夜、呉服橋内の本多中務大輔の邸から発した火は、鍛冶橋、山下門内の大名
小路の邸を数町焼いて、京橋山下町、木挽町、芝口辺りまで延びた。
方々で鳴らす半鐘の音は、無論、伝馬町の牢内にも聞こえた。
夜中だったが、科人どもは全部が起きて、鞘の格子にとりついて耳をすませた。
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問 15 |
●松本清張の小説でシリーズ化された小説の題名で以下の記述のうち、間違っている記述はどれか。
1.黒の図説
2.黒い画集
3.黒の様式
4.黒の細線
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問 16 |
●松本清張の短編小説、「たづたづし」の冒頭に書かれている万葉集の一首で
以下の記述のうち、正しい記述はどれか。
1.闇は路たづたづし夕月待ちて行かせわが背子その間にも見む
2.夕闇は路たづたづし月待ちて行かせわが背子その間にも見む
3.夕闇は路たづたづし月待ちて行かせわれが背子その間にも見む
4.闇は路たづたづし月待ちて行かせわが背子その間にも月を見む
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問 17 |
●松本清張は「もく星」号墜落事件を過去何度か取り上げて小説を書いているが、
その題名とは、以下の記述で間違っているものはどれか。
1.「乱気流」
2.「もく星」号遭難事件
3.「風の息」
4.「一九五二年日航機「撃墜」事件
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問 18 |
●以下は単行本の帯(腰巻き)に書かれた長編小説「状況曲線」(上巻)の紹介文(一部)である。
下巻の紹介文の正しい記述はどれか。
●「状況曲線」(上巻)【(株)新潮社/1988/09/25●初版】
業界の談合と中央官僚癒着の実態!
都心のビル屋上から発見された男の他殺死体。その日偶然聞いた奇妙な電話、誘いに乗って出かけた
ラブホテルには女の絞殺死体・・・・・・
1.難解なトリックに挑む刑事の執念!
味岡の不審な行動を解く五色岩の破片が手繰り寄せた絞殺事件の現場。だが体温を保ち無傷で
長距離の死体運搬は可能なのか?卓抜な仕掛けが用意された長篇サスペンスが告発する土建業界
の暗部。
2.夜の銀座を徘徊する脱税医師、国会議員秘書、予備校関係者、総会屋・・・・・・
社会の裏に通じた人たちだけに、弱みは多い。
女は標的に向かって行動を開始した−−−
3.待望の清張サスペンス長篇 密かな洒落た男女の関係も醜悪な終わりがある。振返るな!
前進あるのみ!!成功に片手をかけた青年は、最後の飛躍を夢見る!!
4.スイス銀行の地下に眠る”資金”とは何か?アルプス山麓で、オランダで、次々と消される関係者。
渦中にある可南子を保障するものは?恐るべきスイス銀行の絡繰り・・・・・・
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問 19 |
●次の記述は、松本清張の小説「書道教授」の書き出しの記述である。
正しい記述はどれか。
1.時計店というものは、どのような場末の街でも、必ず一つは小さくともあるものらしい。
S区の銀行支店につとめ、外務係をしている大塚欽也の経験がそうだった。
彼の受持区域というのは大通りから北側一帯で、商店街は貧弱だが、住宅街は奥がひろく、
戦前の屋敷町に新住宅区と団地が接続している。
大塚の得意先は、商店よりも富裕な家庭が主だった。
この辺の大きな住宅には社長や重役連が住んでいて、銀行にとってはなかなかの預金源になった。
2.呉服屋というものは、どのような場末の街でも、必ず一つは小さくともあるものらしい。
S区の郵便局につとめ、外務係をしている川上克次の経験がそうだった。
彼の受持区域というのは大通りから南側一帯で、商店街は貧弱だが、住宅街は奥がひろく、
戦前の屋敷町に新住宅区と団地が接続している。
川上の得意先は、商店よりも富裕な家庭が主だった。
この辺の大きな住宅には社長や重役連が住んでいて、郵便局にとってはなかなかの預金源になった。
3.呉服屋というものは、どのような場末の街でも、必ず一つは小さくともあるものらしい。
S区の銀行支店につとめ、外務係をしている大塚欽也の経験がそうだった。
彼の受持区域というのは大通りから北側一帯で、商店街は貧弱だが、住宅街は奥がひろく、
戦前の屋敷町に新住宅区と団地が接続している。
大塚の得意先は、商店よりも富裕な家庭が主だった。
この辺の大きな住宅には社長や重役連が住んでいて、銀行にとってはなかなかの預金源になった。
4.呉服屋というものは、どのような場末の街でも、必ず一つは小さくともあるものらしい。
S区の銀行支店につとめ、外務係をしている川上克次の経験がそうだった。
彼の受持区域というのは大通りから南側一帯で、商店街は貧弱だが、住宅街は奥がひろく、
戦前の屋敷町に新住宅区と団地が接続している。
川上の得意先は、商店よりも富裕な家庭が主だった。
この辺の大きな住宅には社長や重役連が住んでいて、銀行にとってはなかなかの預金源になった。
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問 20 |
●松本清張の小説で、以下の作品で「改題」されたことのない作品はどれか
1.山峡の湯村
2.山峡の章
3.雑草群落
4.詐者の舟板
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問 21 |
●松本清張の作品で時代小説でないものは、以下の記述でどれか。
1.虎
2.指
3.術
4.疵
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問 22 |
●次の記述は、松本清張の時代小説、「無宿人別帳」第十話『左の腕』の登場人物である。
正しい記述はどれか。
1.卯助/おあき/銀次/麻吉/熊五郎
2.卯助/おうめ/銀次/麻吉/喜兵衛
3.卯助/おうめ/銀次/庄吉/熊五郎
4.卯助/おあき/銀次/庄吉/喜兵衛
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問 23 |
●松本清張の小説で、発表時期が一番旧いものはどれか。
1.虚線の下絵
2.渡された場面
3.骨壺の風景
4.不運な名前
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問 24 |
●松本清張の小説で、1960年代以外に書かれた作品はどれか。
1.考える葉/駅路/異変街道
2.深層海流/風の視線/浮遊昆虫
3.北の詩人/美しき闘争/眼の気流
4.十万分の一の偶然/彩り河/迷走地図
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問 25 |
●松本清張の「古代史疑」(松本清張全集 33 古代史疑・古代探求/文藝春秋)で目次として
使われているタイトルの記述で間違っているものはどれか。
1.魏志の中の五行説
2.魏志と卑弥呼
3.卑弥呼とはだれか
4.卑弥呼論
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