目次 |
T本流としての清張文学
1章 ミステリーの自覚 −−菊地・芥川の地層と清張−−
2章 本流としての清張文学 −−漱石から清張へ−−
U清張の闘い
3章 清張と本格派 −−乱歩封じ込め戦略のてんまつ−−
4章 「天城越え」は「伊豆の踊子」をどう超えたか
5章 清張文学と純粋文学派 −−対決の構図−−
V清張ミステリーの多彩な実践
6章 迷宮としての「地方紙を買う女」
7章 「氷雨」とその時代 −−売春防止法前後−−
8章 小説とノンフィクション
@松本清張における小説とノンフィクション −−「ある小官僚の抹殺」を手がかりに
Aノンフィクション史のなかの清張
9章 メディアと清張ミステリー
@清張ミステリーと女性読者 −−女性誌との連携の諸相−−
A「遭難」の内と外 −−『週刊朝日』と『黒い画集』−−
W松本清張と水上勉
10章 松本清張と水上勉 −−水上勉における日本型小説への回帰−−
11章 水上勉の社会派ミステリー −−『飢餓海峡』の達成
あとがき
清張一口メモ
清張と寛・鴎外
「巻頭句の女」
乱歩と清張
「或る『小倉日記』伝」
清張ブームとその戦略
高度経済成長と清張ミステリー
「西郷札」
「左の腕」・「いびき」
雑誌メディアと文学の大衆化
「二階」・「張込み」 |